研究課題/領域番号 |
18K09685
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江崎 大輔 九州大学, 歯学研究院, 共同研究員 (10608970)
|
研究分担者 |
都留 朋子 九州大学, 大学病院, 医員 (40823612)
松下 恭之 九州大学, 大学病院, 准教授 (60159150)
鮎川 保則 九州大学, 歯学研究院, 教授 (50304697)
古谷野 潔 九州大学, 歯学研究院, 特別教員 (50195872)
神野 洋平 九州大学, 大学病院, 助教 (40507779)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 歯科インプラント治療 / インプラント周囲炎 / 過硝酸 |
研究成果の概要 |
本研究は、titanium 表面に形成されたバイオフィルムに対する過硝酸(HOONO2;PNA(Peroxynitric acid))の殺菌効果について検討した。CFU assayの結果、2.3 mmol/L以上の濃度のPNAでは、菌数が10秒で検出限界以下となった。他の消毒薬と比較し、PNAが、細菌汚染したtitanium表面のバイオフィルムの殺菌に有用であることが示唆された。 さらにPNAによる歯科用印象材の殺菌効果についても検討した。菌数は10分で検出限界以下となった。
|
自由記述の分野 |
歯科インプラント
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科インプラント治療は歯科補綴治療の選択肢として需要な位置を占める治療法である。しかし、近年インプラント周囲炎の問題が大きく取り上げられており、その治療法についても絶対的な方法はない。そこで過硝酸の殺菌効果に着目し、インプラント周囲炎の治療法に応用するための基礎実験を行い、良好な結果を得た。過硝酸の歯科材料の消毒への応用を目指した基礎実験も行い、良好な結果を得た。
|