口腔扁平上皮癌細胞株のマウス移植モデルを用いてEGCGとアバスチンの効果を検討した.EGCGは腹腔内投与し,アバスチンは腫瘍周囲に皮下注射した.腫瘍のサイズを評価し,また組織化学的に検討した.EGCG投与では,腫瘍体積の増大は抑制され,アバスチン投与はさらに相乗的に抑制した.細胞分裂について抗Ki67抗体にて評価し,コントロール群に比較しEGCG投与群やアバスチン投与群では抑制され,EGCG+アバスチン投与群ではさらに抑制された.血管新生について抗CD31抗体にて評価し,コントロール群に比較しEGCG投与群やアバスチン投与群では抑制され,EGCG+アバスチン投与群ではさらなる抑制を認めた.
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