口腔癌治療後の口腔機能解析を行った結果、開口量と対側咬合に関連する歯数が、食べられる物や外食の選択範囲を決定する因子であった。口腔癌ハイリスク群の中でもLevel IV/V転移は、さらに強いハイリスク群で、アジュバント療法は、RT単独でもCCRTに非劣勢であった。舌への癌細胞の浸潤は、筋肉を足場に浸潤することは希で、癌細胞周囲に炎症反応を引き起こし、腫瘍周囲間質反応Desmoplasiaが誘導され、その間質を足場に浸潤すると決定できた。治療前低体重であることは、リンパ節転移、さらに遠隔転移を起こしやすく、疾患特異的累積死亡率上昇につながることがわかった。
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