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2019 年度 実施状況報告書

口腔扁平上皮癌における転移関連 microRNA の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K09816
研究機関愛媛大学

研究代表者

徳善 紀彦  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10723843)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードmicroRNA / リンパ節転移 / 口腔癌
研究実績の概要

合成miRNAを用いてmiR-375の発現変動における細胞増殖抑制効果についてWST-8 Assay を行い検討を行った。その結果、原発巣から樹立した細胞株ではmiR-375を強制発現すると軽度の細胞増殖抑制効果を認めることができた。しかしながら転移巣由来の細胞株ではmiR-375を強制発現を行うも、細胞増殖抑制効果は認めなかった。LNA-miR-375を用いて発現抑制における細胞増殖能について検討を行ったが、コントロールとして使用したLNA-miR-nonTargetの細胞毒性が強く、適切な評価はできなかった。
腫瘍組織におけるmiR-375の発現と予後との関連についてリアルタイム定量化RT-PCR法およびカプランマイヤー解析を行い検討を行った。RT-PCR法で各症例のΔCT値を算出し、カットオフを中央値で設定し、miR-375高発現群、低発現群の2群に設定した。その結果、高発現群と比較し、低発現群においては有意に予後不良であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

基礎実験としてLNA-miR-NTのデザインを変更したりするなど、細胞毒性を回避する事を行っていたが、なかなか結果としては現れなかった。

今後の研究の推進方策

in vitro の実験としては今後は浸潤能および遊走能についての実験を検討している。またLNAの毒性を回避するために、現在まではLipofectamin RNAiMAXを使用していたが、別のトランスフェクション試薬もしくはトランスフェクション試薬なしでの実験についても検討していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

合成核酸の購入などに使用する予定です。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 口腔扁平上皮癌における転移関連 microRNA の探索2019

    • 著者名/発表者名
      徳善紀彦、中城公一、栗林伸行、合田啓之、内田大亮
    • 学会等名
      第38回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会

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公開日: 2021-01-27  

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