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2020 年度 実施状況報告書

口腔マイクロバイオームを指標とした心臓移植患者の口腔管理方法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18K09817
研究機関九州大学

研究代表者

今井 裕子  九州大学, 大学病院, 助教 (30592688)

研究分担者 柏崎 晴彦  九州大学, 歯学研究院, 教授 (10344516)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード補助人工心臓 / 抗凝固療法 / マイクロバイオーム
研究実績の概要

本研究では、心臓移植治療の各ステージにおける口腔細菌の動態(口腔細菌数およびマイクロバイオーム)と合併症の有無を評価し、それらを指標に適切な口腔管理方法を確立することを目的としている。
これまで、VAD装着前後の患者における観血的処置と血液データ、合併症の関連について解析を行ってきた。デバイスの種類、APTT-Tの延長、平均動脈圧の上昇・脈圧の低下、抗血栓療法が抜歯後出血の因子として考えられた。これらのことについて、国際誌に論文発表した。
本来であれば本年度で終了予定であったが、コロナで外来患者受診が途絶えたりなどがあり、現在、心臓移植治療各ステージの患者から唾液を採取し、解析を進めているところである。。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナの影響で、患者の受診・診察がほぼできない期間があったが、現在試料採取・解析を進めている。

今後の研究の推進方策

現在、心移植治療各ステージにおける患者の唾液採取を進めている。今後は、口腔マイクロバイオーム構成パターン、細菌種の解析を進める。さらに、全身合併症、血液データ、口腔内の状態とともに多変量ロジスティック回帰解析を用いて比較検討する。また、口腔内および全身合併症と関連の深い細菌種の特定を目指す。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で、学会がすべて中止またはオンラインとなり、旅費の使用がなかった。次年度は、学会参加や、現在進行中の試料取得のためのキットの購入やおよび解析ソフトの購入等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Opportune time of tooth extraction in individuals requiring ventricular assist device implantation:a retrospective cohort study2020

    • 著者名/発表者名
      Yoshihiro Kobayashi,Yuko Imai,Shinsuke Mizutani,Taiki Higo,Akira Shiose,Haruhiko Kashiwazaki
    • 雑誌名

      Journal of Oral and Maxillofacial Surgery

      巻: 78 ページ: 1921e1-1921e9

    • DOI

      10.1016/j.joms.2020.05.019

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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