| 研究課題/領域番号 |
18K09823
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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| 研究機関 | 昭和大学 |
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研究代表者 |
代田 達夫 昭和大学, 歯学部, 教授 (60235760)
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| 研究分担者 |
佐藤 仁 昭和大学, 歯学部, 講師 (00594954)
椋代 義樹 昭和大学, 歯学部, 助教 (50325099)
岩田 幸一 日本大学, 歯学部, 特任教授 (60160115)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | オートファジー / ラパマイシン |
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| 研究成果の概要 |
下顎枝矢状分割術は術後合併症として高い頻度で口唇の周囲に麻痺などの神経障害が発症するが、有効な治療法は未だ確立されておらず、既存の薬物治療(ビタミンB複合体など)に代わる新たな作用機序を有した治療薬の導入が望まれている。
生体の自浄作用であるオートファジーを活性化することで、神経再生が促進されると報告されている。今回、神経を切断したラットにオートファジーを活性化する薬剤であるラパマイシンを投与した際の神経障害に対する治療効果について研究を行った。その結果、ラパマイシンは神経損傷後の末梢神経の再生を促進してオトガイ神経支配領域に生じる感覚鈍麻の治療に有効であることが分かった。
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| 自由記述の分野 |
口腔外科学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下顎枝矢状分割術は口腔外科領域で顎変形症の患者に対して一般的に行われる手術であるが、術後合併症として高い頻度で口唇の周囲に麻痺などの神経障害が発症する。しかし、神経障害に対する有効な治療法は未だ確立されておらず、顎変形症が改善したとしても、術後合併症の治療に苦慮する症例が多い。そのため、既存の薬物治療に代わる新たな作用機序を有した治療薬の導入が望まれている。
本研究において、オートファジー活性作用があるラパマイシンの投与が神経損傷後に生じる麻痺に対して有効であった。本研究結果は、術後合併症である神経障害の治療において、新たな選択肢を提示し、社会的意義のあるものであるといえる。
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