研究課題/領域番号 |
18K09862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
溝口 到 東北大学, 歯学研究科, 教授 (20200032)
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研究分担者 |
飯嶋 雅弘 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (20305915)
鳥谷 奈保子 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (20433435)
岡山 三紀 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (30382500)
荒川 俊哉 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (40306254)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 関節円板 / 細胞外基質 / コラーゲン / 咀嚼機能 / 関節荷重 |
研究成果の概要 |
顎関節を構成する主要な細胞外基質であるproteoglycanとcollagenは,組織の形態維持,機械的特性,脆弱性および顎関節症などの病的変化において重要な役割を担っている.本研究では,ラットの切歯部バイトプレーンおよび軟食摂取を利用して関節荷重を増減させる2つの実験モデルを用い,円板組織の機械的特性に関わる主要な細胞外基質の局在と発現にどのような変化が生じるのかについて検討した.その結果,咬合改変に伴う関節荷重の増減は,関節円板の細胞外基質の発現に影響を及ぼすことが明らかになった.
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自由記述の分野 |
歯科矯正学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,顎関節症患者の増加とその若年化傾向が歯科学全体での大きな問題となってきており,その原因の究明が求められているが,現在までのところ,顎関節症の発症に関する正確なメカニズムは不明である.本研究では、関節に加わる荷重の増減あるいは咀嚼機能の変化が顎関節の機械的特性に関わる細胞外基質の形成に大きな影響を及ぼすことが明らかになった.本研究で得られた研究成果は,学術的意義が高いだけでなく、顎関節症の発症メカニズム解明ひいては顎関節症の治療の一助になるものと考えられる.
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