• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

小児期における口腔機能発達評価指針作成のための調査研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K09869
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

木本 茂成  神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (90205013)

研究分担者 浅里 仁  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (40317566)
藤田 茉衣子  神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (20784797)
田村 文誉  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (60297017)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード口腔機能 / 小児 / 舌圧 / 口唇閉鎖力 / 咬合力 / 骨格筋量
研究成果の概要

小児の口腔機能評価の指標を作成することを目的として、児童に対して口腔機能に関する検査を行い、握力・膝進展筋力などの身体機能との関連について調査した。6歳~12歳の健常で個性正常咬合を有する小児67名を対象として、身長・体重の測定、口腔機能検査(口唇閉鎖力・舌圧測定)、身体機能検査(骨格筋量測定、握力・膝進展筋力測定)を行った。口唇閉鎖力は増齢的な変化はみられなかったが、舌圧は9歳未満では、増齢とともに増加する傾向にあった。握力・膝展筋力は増齢と共に増加し、それぞれ骨格筋量と相関していた。舌圧・口唇閉鎖力は骨格筋量との相関はみられなかったが、握力・膝進展筋力は骨格筋量と相関していた。

自由記述の分野

小児歯科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、成人または高齢者における咬合力、咀嚼能力、嚥下機能、口唇閉鎖力、舌圧などの機能が個別に検討されており、特に成長発達期にある小児の口腔機能を総合的に評価している報告はない。本研究では、学童期において骨格筋量と握力、膝伸展力とは正の相関がみとめられた。口腔機能評価の指標として設定した項目のうち、咬合力は骨格筋量と弱い正の相関がみられたが、舌圧、口唇閉鎖力と骨格筋量との相関は認められなかった。これまで、幼児期における口腔機能発達不全症の有無と最大舌圧の関連の強いことが判明していることから、口腔機能の発達の著明な時期である幼児期において全身の運動能力と口腔機能の関連性を調査する必要がある。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi