研究課題/領域番号 |
18K09874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2019-2021) 東京医科歯科大学 (2018) |
研究代表者 |
小原 由紀 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 専門副部長 (00599037)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | オーラルフレイル / 口腔機能 / 身体的フレイル / 地域在住高齢者 / 食欲 |
研究成果の概要 |
研究1:地域在住高齢者を対象とした調査により、口腔機能の軽微な低下の重複を意味するオーラルフレイルと孤食との関連性を明らかにした。また、6年間の縦断研究により、唾液分泌低下に食欲の低下が影響していることが示された。 研究2:地域在住高齢者を対象とした横断研究および縦断研究により、身体的フレイルの発現の予測因子となる口腔要因の探索を行った。横断データ・縦断データによる分析ともに、口腔乾燥感の自覚が身体的フレイルの発現の有意な関連要因となることが示された。
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自由記述の分野 |
老年歯学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題によって、孤食や食欲の低下は、オーラルフレイル発現のサインとなりうる可能性が示された。さらに、口腔乾燥感の訴えは、将来的な身体的フレイルの発現の予測因子となる可能性が示された。口腔の健康状態と全身の健康状態は密接な関連性を持つことから、加齢に伴う口腔機能の軽微な低下の兆候に早期発見するための、評価項目を明らかにすることができた。
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