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2022 年度 研究成果報告書

プロバイオティクスによる周術期口腔機能管理の有用性

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09880
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

河口 浩之  広島大学, 病院(歯), 教授 (10224750)

研究分担者 太田 耕司  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (20335681)
大林 泰二  大垣女子短期大学, その他部局等, 教授 (30735303)
西 裕美  広島大学, 病院(歯), 助教 (70403558)
新谷 智章  広島大学, 病院(歯), 講師 (90403518)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード周術期口腔機能管理 / プロバイオティクス
研究成果の概要

口腔粘膜炎は口腔内細菌により増悪するとされているが、関連する菌は明らかとなっていない。そこで口腔粘膜炎を増悪させる原因菌を明らかにするために、プロバイオティクス製剤Lロイテリ菌のProDentis菌株を使用し、化学療法により変化する口腔内細菌叢と口腔粘膜炎の状態を評価した。
口腔フローラの細菌バランスを整えることで、化学療法により生じた口腔粘膜炎の2次感染を抑制する可能性があると考えられる。現在目標の約8割46例を登録し大まかな解析を行ったところ、プロバイオティクス製剤使用群では化学療法誘発性口腔粘膜炎の発現は非使用群と比較して少ないとの結果を得ている。

自由記述の分野

歯周治療学

研究成果の学術的意義や社会的意義

化学療法による口腔粘膜炎に対するプロバイオティクス製剤を用いた効果については現在まで報告はない。Lロイテリ菌を摂取して口腔内細菌叢を整えることで、う蝕や歯周病を予防できるのみならず、化学療法による口腔粘膜炎を予防することや症状を緩和することが期待される。また将来、化学療法中に口腔内に合併症を生じる可能性がある患者に対して、より有効で副作用の少ない治療法を確立するための情報がこの研究を通じて得られる可能性がある。また本研究において用いた本製剤は摂取の容易さからアドヒアランスが高く、多くの患者に使用可能であったことも意義深いと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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