研究課題/領域番号 |
18K09901
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研究機関 | 福岡看護大学 |
研究代表者 |
晴佐久 悟 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (10330961)
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研究分担者 |
内藤 徹 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10244782)
中島 富有子 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (80592980)
青木 久恵 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (70526996)
窪田 惠子 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20309991)
吉田 理恵 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (40807038)
原 やよい 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (40807096)
門司 真由美 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (80527002)
三好 麻紀 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (00595259)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 口腔アセスメント / 多職種連携 / 看護師 / 歯科照会 |
研究実績の概要 |
5病院に勤務する919人の看護師を対象に、口腔アセスメント、歯科照会に関する態度、自信、実施状況に関する質問紙調査を実施し、口腔アセスメント、歯科照会に関する要因についてまとめたものを5月23日に大津市で開催された第68回日本口腔衛生学会・総会で発表した。また、「Factors associated with nurses' performance of oral assessments and dental referrals for hospital inpatients(看護師の口腔アセスメントと歯科照会に関連する要因)」と題した英語論文がBMC Oral Health(20巻1号No68、2020年)に掲載された。 看護学生112人を対象に歯科医師による1.5時間の口腔アセスメント講義および口腔セルフチェックの演習、歯科および看護教職員による1時間の口腔アセスメント相互実習を実施した。その結果、歯科・看護共同実施による口腔アセスメント教育プログラムは、看護学生の口腔アセスメントに関する意識・自信・能力・セルフ実施を改善することができた。これらの結果を、10月24日に高知市で開催された第78回日本公衆衛生学会総会で発表した。また、「Effect of interprofessional education on oral assessment performance of nursing students(多職種連携による口腔アセスメント教育の看護学生への効果)」と題した英語論文が、Clinical and Experimental Dental Research(6巻1号51-58頁、2020年)に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、口腔アセスメントおよび歯科照会必要性の判定するためのOral Health Assessment Tool(OHAT)を用いた教育マニュアルを作成し、約100名の看護学生を対象として、講義形式と実習形式を組み合わせた教育プログラムを実施できた。その効果を学会で発表し、国際誌に掲載された。昨年度に実施された5病院に勤務する919人の看護師を対象に、口腔アセスメント、歯科照会に関する態度、自信、実施状況に関する質問紙調査を学会で発表し、国際誌に掲載された。以上より、おおむね順調に進展していると考えられた。
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今後の研究の推進方策 |
看護師教育のための口腔アセスメントシートを利用した口腔アセスメント実施マニュアルは完成した。今後ポケットサイズの口腔アセスメントシート、マニュアルを印刷、製本化する。それらを病院看護師に配布し、看護師に教育を実施するための病院を選定し、交渉する。推進方策として、看護大学と教育・研究で連携している病院に重点的に絞り交渉する。
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次年度使用額が生じた理由 |
教育を実施するための媒体である液晶プロジェクター1台、教育や研究内容を記録するためのカメラなどの媒体をまだ未購入であり、その分の使用額が生じた。次年度から大規模な教育を実施する予定であり、その教育媒体、記録媒体を購入する予定である。
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