研究課題/領域番号 |
18K09932
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
埴岡 隆 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00144501)
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研究分担者 |
谷口 奈央 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (60372885)
小島 美樹 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20263303)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 加熱式タバコ / 口腔組織 / 微小循環 / 健康意識 / 歯科患者 / 歯科医師 / 歯科衛生士 / 新型タバコ |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、歯科医療従事者の意識・実態(研究1)および微小循環機能の面からの歯科領域の健康影響(研究2)を明らかにすることである。新型コロナウイルス感染症拡大は、人を対象とする本研究にも影響をもたらした。調査対象を歯科医療従事者に関しては、歯学生・歯科衛生学生の教育機関に勤務する教員(研究1-A-1)および禁煙支援研修eラーニングを受講した歯科専門家(研究1-A-2)とし、それぞれ、郵送およびウェブ回答方式で調査を実施した。加熱式タバコ使用者には職域で口腔と呼吸器をテーマとして実施された喫煙者を対象とした健康啓発イベント参加者(研究1-B)に質問紙による調査を実施した。研究2の加熱式タバコ使用者を対象とした臨床研究では、歯科大に勤務する加熱式タバコ使用者を対象とした。 研究1では、歯科大・歯科衛生校197校に調査票を郵送し(研究1-A-1)、155校から回答を得た(反応率78.7%)。禁煙支援のeラーニングを320名が受講し(研究1-A-2)、修了した251名からウェブアンケートを回収した(修了率78.4%)。また、健康イベント参加者241名の調査票を分析に供した(研究1-B)。研究2では、加熱式タバコ使用後の変化については、燃焼式タバコ喫煙での喫煙動作の影響をより正確に調べるために行われるシャムスモーキングと類似した方法で、タバコを加熱せずに疑似加熱式タバコ喫煙を新たに対照として追加し研究を実施した。大学従事者を対象者としたため、比較的若い年齢層の加熱式タバコ使用者を対象とし、15症例のデータを蓄積した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大にともない、人を対象として行う本研究のデータ収集が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
収集したデータの整理および分析を行う。また、必要に応じて追加のデータ収集を行う。また、研究者との意見交換および研究成果の発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い人を対象として行う本研究のデータ収集ならびに研究成果の発表ができなかったために次年度使用額が生じた。今後の助成金の使用計画は、収集したデータの整理および分析、必要に応じて行う追加のデータ収集、ならびに、研究者との意見交換および研究成果の発表について、それぞれ、助成金を使用する。
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