研究課題/領域番号 |
18K09942
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
赤井 研樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20583214)
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研究分担者 |
木島 庸貴 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10727233)
並河 徹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (50180534)
青木 恵子 九州大学, エネルギー研究教育機構, 准教授 (10546732)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高血圧 |
研究実績の概要 |
人間の食味間隔である官能を分析し、食行動を研究するための出雲感覚・行動経済実験室を立ち上げた。その実験室を用いて、減塩調味料などを用いた通常の半分程度の塩分のメニューを開発した。それを教職員に試食して味について評価してもらった。 また、選択型実験法を用いたアンケートのプロトタイプ実験を実施した。ベイズ推計するためにサンプルをインターネットを用いて集めた。推計の結果、5大栄養素に比べて塩分は軽視されがちだが、減塩という冠を付けて、被験者への見せ方を変えると意識が上がり、減塩への価値が2倍近くになることを発見した。 これと並行して、近年の医療と行動経済学におけるフレーミングに関するサーベイを行い、情報制御について医師と栄養士からなるエキスパートパネルディスカッションを行った。ベイズ推計を基にインターネットアンケートを用いて成人の食事の塩分に関する選好調査を行うためのアンケートを作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ過により医学部での学生を利用した研究は停止せざるを得ないため、インターネットを使ったアンケートに移行準備をしているため。
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今後の研究の推進方策 |
インターネットを用いた全国調査によって、成人の各世代で、性別別に、ネガティブフレ―ムvsポジティブフレームの情報を与えた時の塩分の価値を計測する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ過で研究計画が見直しが迫られており、次年度に大規模なインターネットアンケート調査をするために資金を持ち越す。
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