研究課題
本研究は、2つの構成で行っている。一つは、「IPSフレームワークの検証研究(既存理論の検証)」である。これはさらに3つの研究、研究1「千葉大学IPEにおける学生のIPS発展状況の検証とそれに影響した学習体験の明確化」、研究2「IPSステージ3のIPI尺度の開発」、研究3「IPI尺度を用いたIPE受講学生のIPS発展の評価と専門職間連携実践能力との関連」で構成されている。研究2に関しては、Interprofessional socialization and Valuing Scale(ISVS)の日本語版翻訳をISPORタスクフォースのガイドラインに沿って進めた。研究3については、本学で実施した「GRIPプログラム」で国際的学際的IPEを受講した日本・インド・イギリスの学生を対象に原版のISVSを使用し、成果評価を行った。二つ目は、「専門職連携能力の発展を促すIPE実装に有用な学習理論の開発」である。これはさらに2つの研究、研究4「国内の多様な形態のIPEプログラムにおける学生のIPS発展の評価と学習体験との関連」、研究5「専門職連携能力の発展を促すIPSの実装に有用な学習理論の開発」で構成されている。こちらは、昨年度行った研究4で、千葉大学のIPEプログラムは4段階のステップアップ式の教育プログラムのうち、初期段階のStep1と最終段階のStep4での学生のレポートを、2016年入学生を追跡する形で分析した結果をもとに、IPSのフレームワークを検証し、再構築した。
すべて 2023
すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件)