学業成績には問題がなく進級したものの、高学年の臨床実習におけるアンプロフェッショナルな行動をする学生が注目されている。しかし、高学年学生は進級する過程で態度評価試験のOSCEをすり抜けており、態度評価試験を補う日常学習における態度評価があれば有益と思われる。 通常の授業では態度評価が含まれる場合はあっても、成績の一部として混合算入されることが多い。そのため、独立した情報として通常の授業における学生の態度評価を得ることができれば、上記の目的のほか、将来的に低学年や高学年での成績との相関を見ることができれば、学習指導や学習態度に起因する成績不振の予測に役立てることが期待できる。
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