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2021 年度 実績報告書

RBファミリー増強による新規がん予防法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10028
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

曽和 義広  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (70315935)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードRBファミリー / cell-basedスクリーニング
研究実績の概要

研究課題「RBファミリー増強による新規がん予防法の開発」として、2019年度には大規模な天然化合物ライブラリーに対してRBを欠失しているヒトがん細胞を用いたcell-basedスクリーニングを実施し、その結果、複数の天然化合物が、RB欠失ヒトがん細胞の増殖を抑制することを見出していた。2020年度は、RBは細胞周期のG1期停止に大きく寄与することから、上記のcell-basedスクリーニングで得られた化合物より、RB非依存的にG1期停止を起こし、増殖を抑制する化合物を選定した。
その結果、5種類のヒット化合物が見いだされ、そのうち2種類は認可された医薬品であった。
また、RBおよびRBファミリーの欠失を有するマウス線維芽細胞株を用いることで、それらすべてのヒット化合物のRB非依存的なG1期停止能におけるRBファミリーの寄与を確認した。
2021年度は、ヒット化合物であった2種類の認可された医薬品化合物に対し、それぞれ同様の薬理活性を持つ構造の異なる医薬品化合物のRB非依存的なG1期停止能を評価したところ、同じくRB非依存的なG1期停止能を有することを見出した。
したがって、2種類の認可された医薬品化合物のそれぞれの既知の薬理活性が、RB非依存的なG1期停止能を起こすことが示唆された。

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公開日: 2022-12-28  

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