研究課題/領域番号 |
18K10066
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
平 成人 岡山大学, 大学病院, 准教授 (50467734)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 乳がん / 生活習慣 / QOL / 身体活動 / 予後 |
研究実績の概要 |
乳がん初期治療後のmodifiable life style (食事・運動・肥満・睡眠・飲酒・喫煙など) は乳がん関連アウトカム(再発、生存、二次がん、健康関連QoL、身体症状)に影響を及ぼす可能性が示唆されている。手術・放射線・薬物療法に加え、乳がん初期治療後の生活習慣の変容により、乳がんアウトカムを改善することができれば、それらは安全かつ有効な術後補助療法の一つと捉えることができる。運動や肥満と乳がんアウトカムとの関連性に関するエビデンスは示されつつあるがまだ十分とは言えず、殊に本邦における知見は皆無である。 我々は平成25年2月より乳癌診断後のmodifiable life styleと乳癌アウトカムとの関連性の検証を目的とした多施設共同コホート研究を進行中である。平成30年2月には登録期間を終了するが、本研究期間には登録症例の観察を継続するとともに、収集データの解析をすすめ、得られた知見を創出する。 本研究は2013年2月より登録を開始し、2018年2月に登録期間が終了、5年間で合計1942例の登録を完遂した(目標症例数は2000)。今後2年間に登録から1年目、2年目のアウトカムデータを得られる。本研究期間では、主に短期アウトカム 指標として、健康関連QoL、身体症状、有害事象を評価項目として解析する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年5月現在、全登録数は1942例にて登録を完了した。 調査票の回収率は月毎にモニタリング、催促を実施しており、登録時85%、1年目80%、 2年目75%、3年目72%と高い値を維持できている。今後、全登録者の5年目の経過観察終了までこのペースを維持していく予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
本研究は2013年2月より登録を開始し、2018年2月に登録期間が終了、今後登録から1年目、2年目のアウトカムデータを得られる。本研究期間では、主に短期アウトカム 指標として、健康関連QoL、身体症状、有害事象を評価項目として解析する予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
年度末残金が少額となったため、次年度使用とした。
|