研究実績の概要 |
(1)手持ちのデータを分析することにより、知見の公表を行った。①岩佐他(2018, 地域高齢者における新たな生活機能指標の開発:JST版活動能力指標の測定不変性ならびに標準値, 厚生の指標, 65, 1-7, 2018年12月出版)では、「認知の予備力」尺度の構成要素である「JST版活動能力指標」の測定不変性の確認、標準値の算出を行った。②Iwasa他(2018, Actual conditions of leisure activity among older community-dwelling Japanese adults, Gerontol Geriatri Med, Volume 4: 1-11, 2018年6月出版)では、現代高齢者版余暇活動尺度のベースとなる、余暇活動に関する調査データの因子分析結果について報告した。③岩佐他(投稿中, 日本公衆衛生雑誌)では、「現代高齢者版余暇活動尺度」の信頼性、妥当性、関連要因の検討を行った。 (2)「認知の予備力」尺度の構成要素である「仕事の複雑性尺度」の開発を進めている。これまで聞き取り調査で行う仕様であったが、より簡便な測定を目指し、郵送調査等にも対応できるように自記式版を開発する。2019年中に予備調査を実施したいと考えており、現在共同研究者と調査計画を打ち合わせているところである。 (3)今年度内に実施予定の訪問調査の計画をたて準備を進めている。現在、調査対象地域の選定、委託業者の選定、調査項目の選出、調査員マニュアルの作成等を行っている。
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