研究課題
本研究は既に構築している地域一般住民を対象としたコホート研究を基盤とし、加速度計による質の高い客観的身体活動量評価に基づき、身体活動量と慢性腎臓 病ととの関連について明らかにすることを目的としている。 2020年度の計画は、2019年度に進めたデータ解析結果をさらに精査し、論文化することであり、共同研究者とともに論文の執筆を進め、英文誌への投稿準備を進めた。執筆した論文の概要は以下の通りである。客観的指標を用いて座位行動、身体活動を詳細に測定し、腎機能との関連を検討した結果、女性では座位行動の長さが、男性では中・高強度身体活動時間の短さが腎機能の低下と関連しており、座位行動と中・高強度身体活動時間は腎機能低下を予防するための修正可能な要因となり得ることが示唆された。
3: やや遅れている
2020年度はCOVID-19感染拡大の影響により、遠隔授業を始めとした教育活動へのエフォートが増加したため、論文の執筆作業にやや遅れが生じた。
2020年度に執筆した論文を共著者とともに推敲し、英文誌へ投稿する。まとめた結果を学会で発表ならびに最終的には英文誌へ投稿し、本研究の成果を国内外に広く周知する。
当初、2020年度中にデータ解析を終えて学会発表を行う予定であったが、COVID-19の影響により進捗が遅れ、学会発表が行えなかった。今後、論文投稿の上、国内外での学会発表に備える。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Journal of Environmental Health and Public Health
巻: 18(4) ページ: in press
10.3390/ijerph18041477.
Journal of Epidemiology
巻: in press ページ: in press
10.2188/jea.JE20200185