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2021 年度 研究成果報告書

職域健康格差と職業要因によるヘルスリテラシーとソーシャルキャピタルの構築の関連

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10093
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関金沢医科大学

研究代表者

森河 裕子  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20210156)

研究分担者 石崎 昌夫  金沢医科大学, 医学部, 教授 (10184516)
寺西 敬子  金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (10345580)
櫻井 勝  金沢医科大学, 医学部, 准教授 (90397216)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードヘルスリテラシー / 生活習慣 / 行動変容 / 労働者 / ソーシャル・キャピタル
研究成果の概要

製造業の65歳未満6,086人を対象に、2019年にHL、仕事関連要因等のアンケート調査を行い、2年分の健康診断データと突合した。HLは生活習慣のうち喫煙以外との関連が認められた。男で7割、女で8割は2年度とも運動をしておらず、HLとは逆比例していた。また良くない食習慣、噛みにくい状態、睡眠による休養不充分とHLの関連があった。女では男よりもHLと生活習慣の関連が弱かった。退職後の生活習慣にはHLよりも在職中の職種の方が関連していた。運動、食習慣、口腔衛生、休養にはHLの向上を図る取り組みが必要であり、喫煙については環境に対する取り組みの方が効果的であると考えられた。

自由記述の分野

公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

健康日本21(第2次)の中間評価によると、主な生活習慣のうち喫煙率は低下傾向にあるが、歩数や運動習慣、野菜や果物の摂取など食習慣の改善はなく、歯周病を有する者の割合は悪化している。特に、若年および中年労働者に生活習慣の改善がみられていない。今回の結果は、HL向上を図る取り組みには行動変容に一定の効果が期待できるが、HL向上には労働態様や職場・地域のSCの改善を図ることも必要であることを示唆した。また喫煙に対しては、環境改善の取り組みの促進が重要であることも示した。今後のNCD予防対策の方向性に示唆を与える結果と考える。

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公開日: 2023-01-30  

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