研究課題
田主丸検診に関しては平成30(2018)年5月から12月の8か月間に10年前の2009年の田主丸検診と同様に行った。検診内容は既往歴調査、起床・睡眠時間聴取、身体測定、握力測定、5m歩行時間、栄養調査(BDHQ)、塩分チェックシート調査、ストレス調査、身体活動調査、フレイル、認知機能調査(MMSE)、安静時心電図、心エコー、頸動脈エコー、血管年齢、採血(血計、肝腎機能の一般生化学検査、空腹時血糖・インスリン・HbA1c、脂質代謝、高感度CRP、A-FABP)・採尿(尿中アルブミン量・尿中ナトリウム・カリウム排泄量)とした。検診結果報告とデータ整理を行った。宇久町検診に関しては平成30(2018)年は227名にと令和元(2019)年は225名に検診を実施したが、令和2(2020)年はCOVID-19による影響で検診を行うことができなかった。検診内容は田主丸検診とほぼ同様で5m歩行時間と血管年齢を行っていない。検診受診者に各個人の結果および今後の方針(生活習慣の改善点や専門医受診の必要性など)について報告した。データ整理、データベース化することは各年に行った。また、平成18(2006)年から令和元(2019)年の間にメタボリック症候群の有無、インスリン抵抗性の有無、死亡の確認を行った。日本人データとしてA-FABPの平均値や分布が不明であるため、全体と男女別に平均値と標準偏差を調べた。男女別に分布も調べた。A-FABPの平均値は男女差を認めたことから、男女別にA-FABPはどういう因子と関連しているかSASにより解析を行った。また、メタボリック症候群やインスリン抵抗性がA-FABPと強く関連するか、その他の因子と関連するかをロジスティック回帰分析にて解析を行った。A-FABPを測定後令和元(2019)年までに男性11名、女性12名が他界されており、全死亡と関連しているかを解析した。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 5件)
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