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2023 年度 実績報告書

社会状況の変化と個人状況の変化が健康と生活習慣に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K10114
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

柿崎 真沙子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20580872)

研究分担者 村山 洋史  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (00565137)
田淵 貴大  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, がん対策センター疫学統計部 特別研究員 (20611809)
丹治 史也  日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (80848242)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード疫学 / 生活習慣 / 社会状況
研究実績の概要

本研究では「経済不況といった社会状況の変化によって健康や生活習慣は変化するのか、その影響は個人属性(雇用状況、教育歴、婚姻状況等)によって変わるのか」という点について明らかにするために、2005年に開始され、現在でも調査が継続されている厚生労働省による中高年者縦断調査のパネルデータを用いて、2005年以降の社会状況の変化(2008年の世界的不況、2011年の東日本大震災等)の影響および調査期間中の個人属性(雇用状況、教育歴、婚姻状況等)が健康や生活習慣にどのように影響しているのかを検討する。
5年目である2022年度は、厚生労働省より得た中高年者縦断調査のデータを解析し、世界経済不況が心理的ストレスに及ぼす影響についての解析を行った。6項目のケスラー心理的苦痛尺度(K6)を用い、社会経済的状況として、教育水準、雇用状況、所得とし、人口統計学的因子、健康行動、健康状態を共変量とし解析を実施した。結果、一般化推定方程式モデルにより、2008年の経済不況後、男女ともにメンタルヘルスが悪化することが明らかになった。また、自営業の男性、高学歴・大卒の女性も同様であることが示された。この結果は現在公衆衛生・疫学系のジャーナルに投稿中である。

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公開日: 2024-12-25  

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