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2021 年度 研究成果報告書

飲酒パターンと動脈硬化リスク要因としての血液凝固能との関連における性差の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10115
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

久保田 芳美  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60403317)

研究分担者 丸茂 幹雄  兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (40333950)
若林 一郎  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70220829)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード血液凝固 / 線溶 / 飲酒 / 動脈硬化 / 腎機能 / 腎障害
研究成果の概要

血液凝固・線溶機能は、循環器疾患の要因となる血栓リスクに関連し、飲酒状況が影響するとされる。さらに慢性腎臓病(CKD)における血液凝固・線溶機能の異常が報告されている。本課題の地域一般住民集団を対象とした研究調査により、女性における機会飲酒の聴取の重要性が示唆された。男女とも腎障害指標である尿中アルブミンは血液線溶指標であるD-ダイマーと正の相関がみられ、男性では糸球体濾過能低値およびアルブミン尿陽性が血液凝固指標の高値と関連し、腎障害のみとめられない女性において糖尿病と現在喫煙が細小動脈硬化指標の軽度高値と関連したことなどを報告した。

自由記述の分野

栄養疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの血栓リスクに関連する血液凝固・線溶指標に関する知見は臨床における報告であり、一般住民集団における知見は見当たらない。軽度~中等度の腎機能低下を伴う慢性腎臓病(CKD)は一般住民において頻度が高い。強要や未成年など危険飲酒は認知されつつあるが、女性においては飲酒に寛容となる傾向にある。しかしながら飲酒量が同量でも女性では循環器疾患のリスクが高いとされる。このような背景から、本課題は血栓症および腎機能低下の早期予防と性差に着目した検討を行った。

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公開日: 2023-01-30  

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