• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

リアルタイム・メタボローム計測と時系列多変量解析による薬物急性中毒発現機序の解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K10122
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

財津 桂  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (30700546)

研究分担者 林 由美  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (30632707)
井口 亮  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (50547502)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードリアルタイム計測 / 生体医工学 / 脳計測 / 生体分析 / メタボローム解析 / 質量分析
研究成果の概要

本研究では、研究代表者・財津が開発したメタボロームのリアルタイム計測手法の改良と解析手法の開発を行った。リアルタイム計測では、対象成分数を拡張するための分析条件を見出し、40成分のメタボロームをリアルタイムで計測することに成功した。また、リアルタイム計測から得られた時系列多変量データを効率的に解析することが可能なデータパイプラインを、統計解析言語Rを用いて開発した。さらに時系列データにおける自己相関を考慮し、ベイズ統計モデリングを用いた状態空間モデルによる解析手法も開発した。最終的に生きたマウスに本手法を適用し、その実用性を確認した。

自由記述の分野

生体医工学・生体分析・脳計測・メタボローム解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は生体内のメタボロームの変化を生きたマウスから直接検出する手法ならびに時系列データ解析を行う手法を開発したものである。生きたマウスのダイナミクスを直接観察する技術の開発は極めて独自性が高い。さらに、本研究で開発した時系列データ解析は、従来のマイクロダイアリシスなどを用いた細胞外神経伝達物質の挙動を理解するためにも応用可能であるため、学術的にも高い意義を有している。今後、本手法を脳疾患、特に認知症モデルマウスや精神疾患モデルマウスなどに応用することで、従来のアプローチとは異なる知見を得ることができると期待される。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi