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2020 年度 研究成果報告書

アルコール性突然死の発症機構の解明~致死性不整脈の法医学的診断法の確立に向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10123
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関三重大学

研究代表者

小澤 周二  三重大学, 医学系研究科, 講師 (20379944)

研究分担者 池松 和哉  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80332857)
関島 秀久  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60792447)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードアルコール性臓器障害 / RT-qPCR / ウェスタンブロット / 蛍光免疫染色 / 突然死 / 致死性不整脈
研究成果の概要

我々は、アルコール長期投与マウスモデルを用いて、アルコール性突然死すなわちアルコール誘発性致死性不整脈の発症機構の解明を試みるとともに、その法医学的診断法の確立に取り組んできた。その結果、アルコールの長期投与により、心組織においてMMPとTIMPの不均衡が生じ、ctgfの働きを介して心筋リモデリングが生じ、さらにSERCA2aの低下によって心不全が引き起こされ、アルコール性突然死すなわち致死性不整脈が発症すると考えられた。さらに、これらの心組織の変化をもたらす中心的役割を担っている候補分子を絞り込むことができた。

自由記述の分野

法医病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、アルコールの長期投与により心組織において特異的に変動する分子の候補を絞り込むことができている。これらの分子は、アルコール性突然死の発症に大きく寄与している分子と考えられる。この分子がアルコール誘発性致死性不整脈における主たる役割を担っていることを証明することができれば、アルコール性突然死の発症機構の解明ができるのみならず、その予防にも期待でき、さらには、アルコール性突然死、ひいては致死性不整脈の法医診断を可能とする分子となりうると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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