エタノール(EtOH)曝露に際して高い反応性を示すmicroRNA(miR-9、miR-15b、miR-21およびmiR-335)のEtOH投与マウス諸臓器中発現量をリアルタイムPCRにより観察し、体内EtOHを指標としない分子生物学的手法による飲酒証明の可能性を検討した。 各microRNA は臓器ごとでそれぞれ異なる経時的変動を示し、またEtOH投与量により異なる反応性を示した。複数の臓器における複数のmicroRNA発現量の変動を解析することにより、EtOHを指標としない新たな飲酒証明の可能性が期待できると考える。
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