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2021 年度 研究成果報告書

ABO抗原はいかにして血液型抗原になったか

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10137
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

副島 美貴子  久留米大学, 医学部, 准教授 (80279140)

研究分担者 神田 芳郎  久留米大学, 医学部, 教授 (90231307)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードABO式血液型 / 転写調節 / FUT1 / ゲノム編集 / 種間変異
研究成果の概要

ABO式血液型が赤血球膜表面に発現している動物は我々ヒトと類人猿だけであり、その他の哺乳類では発現していない。進化的に獲得したものと想像されるこの動物種に特徴的な発現メカニズムを解明する目的で、血球系でのABO式血液型抗原の発現に関わるFUT1遺伝子の転写制御に着目し、赤白血病細胞株を対象に、ヒトと類人猿に特徴的な配列の1つである3つあるプロモーターのうちの1つにあるAlu配列をターゲットとし遺伝子改変ツールCRISPR-Cas9によるノックアウトを試みたが、現在までにFUT1プロモーター内Alu配列ノックアウト細胞株は得られていない。

自由記述の分野

法医遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ABO式血液型は、人で最初に見いだされたメンデル遺伝形質であり、輸血医学や法医学の分野で重要な役割を果たしてきた最も代表的な血液型である。この血液型が血液(赤血球膜)に認められる動物が、実は自分たちヒトを含む一部の動物種に限られているという現象は非常に興味深く、そのメカニズムを解明することが出来れば、学術的にも社会的にも意義のある研究成果であると考える。しかしながら、今回用いた実験的なアプローチでは残念ながら解明することが出来なかった。

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公開日: 2023-01-30  

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