研究課題/領域番号 |
18K10177
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
宮島 多映子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (60334869)
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研究分担者 |
村松 仁 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (50303433)
西山 忠博 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (40710801)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Miyajima式腹部圧迫法 / 看護技術 / 便秘 / 排便促進 / 臨床研究 / 基礎看護 / 実験研究 / 腸音解析 |
研究実績の概要 |
本研究は、 Miyajima式腹部圧迫法の臨床応用のために、臨床試験の方法に則り、4段階の研究段階を計画している。研究代表者はすでにMiyajima 式腹部圧迫法の安全性、有効性及び教育方法についてPhaseⅠ及びPhaseⅡを終了している。 本研究課題ではPhaseⅢを行う。臨床効果(効力/安全性の評価)を評価し、臨床の限られた数の便秘患者において、Miyajima式 腹部圧迫法の有効性と安全性を検討しPhaseⅣの情報を収集することを目的とする。 本年度は、2019年度の研究成果が2018年度の研究結果を反証したことから、さらにMiyajima式腹部圧迫法の有効性について検討する計画であった。それは、Miyajima式腹部圧迫法の強みである排泄障害の対象者への即時的効果については、大腸内に便が貯留していることが条件となるが、精神科疾患を持つ対象者は薬物によるコントロールを受けており、その影響が大きく、条件が満たされにくいことが原因である。この評価の指標として、便秘評価のための超音波画像診断機器を購入した。 本年度は、画像診断を元に、対象者を評価し、研究を進めて行く予定であった。しかし、研究代表者の所属変更と共同研究者の辞退があり、研究組織の構成を変更した。また、covid-19の感染拡大のため、対象者の確保が難しい現状があった。このため、便秘評価のための機器を用いた評価の準備を行った。また、現在までの研究成果を論文作成、学会発表、交流集会の準備を行い、オンライン上で交流集会を行った。 今後、さらなる臨床応用に向けて、予定数の対象者を目標にPhese Ⅲの評価を拡大して研究を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究はMiyajima式腹部圧迫法について、臨床研究の方法に則り、4段階の研究を計画している。 本年度は、予定していた研究代表者の所属変更があったため、便秘評価機器の選定と機器の購入に時間を要した。また、便秘評価機器の使用準備にも時間を要した。また、共同研究者の辞退があったため、研究組織を再編成した。さらに、covid-19の感染拡大のため、研究対象者の確保が難しい現状があったため、便秘評価のための機器を用いた評価の準備を行った。 これらのことから、現在までの研究成果を整理し、論文作成、学会発表、交流集会の準備を行い、オンライン上で交流集会を行った。 今後、さらなる臨床応用に向けて、予定数の対象者を目標にPhese Ⅲの評価を拡大して研究を行う。
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今後の研究の推進方策 |
本研究はMiyajima式腹部圧迫法について、4段階の研究を計画している。 現在までの研究成果は、PhaseⅢからPheseⅣへの課題を明らかにしており、研究の方針に修正の必要はない。 その課題を解決するために、本年度、新たな便秘評価のための機器を購入した。この機器を活用し、機器の使用感を確認するとともに、さらに今後のPhaseⅢからPheseⅣへの課題を明らかにしていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度、当初計画にあった便秘評価機器を購入した。機器使用の準備は行えたが、covid-19感染症蔓延のため、研究対象者からのデータ収集が困難であった。 また、研究代表者の所属変更および共同研究者の辞退があった。このため、研究計画の遅延が生じたため、期間延長を行い、次年度に研究費を繰り越すことにした。 来年度は、便秘評価機器を用いた研究計画通りのデータ収集と超音波機器使用にかかる費用、論文投稿、学会発表にかかる費用等に使用する予定である。
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