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2019 年度 実施状況報告書

継続的なタクティールマッサージによる効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K10187
研究機関福井大学

研究代表者

上原 佳子  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50297404)

研究分担者 長谷川 智子  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60303369)
北野 華奈恵  福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (60509298)
礪波 利圭  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (10554545)
出村 佳美  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (30446166)
安倍 博  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (80201896)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードタクティールマッサージ / 生理学的指標 / 心理学的指標 / 健康成人女性
研究実績の概要

本年度は「継続的なタクティールマッサージによる効果の検証」を実施する予定であったが、大学業務との兼ね合いで、集中した実験実施の時間の確保が難しい状況であった。また、年度後半には新型コロナウイルス肺炎が流行し、本研究では、対面での手と手の接触、唾液検体の採取など、対象者との濃厚接触が避けられないため、対象者の募集および研究の実施は困難であると判断した。また、唾液試料の採取や分析は集中して実施するほうが、唾液試料の保管期間の有効性や分析作業の効率性のため望ましいと判断し、令和2年度に集中して実験及び分析は実施する方向性とした。
また、本研究の基盤となる先行研究(自閉スペクトラム症児の母親へのタクティールマッサージの効果の検証)の論文に対する討論へのリプライの作成に取り組み、学会誌に掲載された。
本年度は、所属施設の倫理審査委員会への書類の提出および審査、実験被験者の募集のチラシの作成を行い、来年度速やかに実験が開始できるよう、事前準備を中心に行った。
また、前年に引き続き、研究方法の見直しを行い、内分泌系指標として、唾液中オキシトシン、唾液中コルチゾールに追加して、唾液中クロモグラニンAを指標に追加することとした。
前年度整備した実験室の環境確認を兼ねた実験のリハーサルを行い、詳細な実験方法の見直しを行った。また、タクティールマッサージの技術を維持するため、定期的に他者へのタクティールマッサージの実施を行い、実験に備えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

大学業務との兼ね合いで、実験実施時間の確保が困難であったため、本年度は、研究実施に必要な倫理審査委員会への書類の提出や対象者募集のためのチラシの作成などの事前準備を行った。対象者の募集を開始の時期が、新型コロナウィルス肺炎の流行と重なったため実施できず、予想外の影響を受けたこともあり、計画としては遅れていると言わざるを得ない状況である。

今後の研究の推進方策

本研究では、対象者と対面での手と手の接触と、唾液検体の採取が必要となるため、新型コロナウイルス肺炎の流行状況を踏まえ、実験が安全に実施できると判断できる状況になった時点で実験を開始する予定である。

次年度使用額が生じた理由

(理由)大学業務との兼ね合いで、実験時間が十分に確保できず、また、新型コロナウイルス感染の流行により実験が実施できなかったことから、被験者への謝礼の支出、唾液分析のため検体容器の購入や外注業者への分析費などがなかったため、残額が生じた。
(使用計画)被験者への謝礼や唾液分析のための検体容器の購入や外注業者への分析費、心理質問紙の購入、情報収集のための学会旅費などに使用する予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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