研究課題/領域番号 |
18K10192
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
豊里 竹彦 琉球大学, 医学部, 教授 (40452958)
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研究分担者 |
眞榮城 千夏子 琉球大学, 医学部, 講師 (70295319)
平安名 由美子 琉球大学, 医学部, 助教 (30639521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 看護師 / ワークライフバランス / ソーシャルキャピタル / COVID-19 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の世界的流行により,さまざまな国や地域で看護師のメンタルヘルスの問題が報告されている.日本国内においても,COVID-19による労働環境の変化や感染リスクなどにより,看護師の15.4%が離職するなど,その対策が喫緊の課題となっている.日本看護協会の報告によると,20.5%が差別や偏見を経験し, 特に患者や地域住民からの心無い言葉が多数を占めており,業務内容の変化に加え,差別や偏見といった社会的スティグマが看護師のワークライフバランスに影響していることが考えられる.しかし,社会的スティグマとワークライフバランスとの関連やその関連におけるソーシャルキャピタルの緩衝効果について検討した研究は見当たらない.そこで,本研究では,COVID-19病棟看護師と一般病棟看護師のワークライフバランスと社会的スティグマおよびソーシャルキャピタルについて検討することを目的とした. 研究方法は、沖縄県のCOVID-19患者の入院施設である26病院のうち,協力の得られた19病院で勤務する看護師825名に対し無記名自記式質問紙調査を実施し,回答の得られた621名を分析対象とした.調査期間は2022年10月から11月とした.調査内容は,基本属性,職場の安全管理体制,COVID-19に関する差別・偏見,仕事の負担感、ワークライフバランス、ソーシャルキャピタルおよび精神健康を設問した.なお,本研究は琉球大学人を対象とする生命科学・医学系研究倫理審査委員会の承認を得て実施した.結果については、現在分析中である。
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