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2022 年度 実施状況報告書

実地指導者を支援する教育担当者を対象とした教育プログラム立案モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10210
研究機関目白大学

研究代表者

辰島 美佐江  目白大学, 看護学部, 教授 (30456462)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード新人看護師教育 / 教育担当者 / 実地指導者
研究実績の概要

厚生労働省が提示している「新人看護職員研修ガイドライン」に明記されている新人看護師を指導する「実地指導者」の支援を行う「教育担当者」に着目して研究に取り組んでいる。新たに設定された「教育担当者」は、その役割を理解できないまま、役割を担わざるを得ず、実地指導者をどのように支援したらよいのかわからず、多様な困難に直面している者も少なくない。その一方、新人看護師指導の経験を積み重ね、効果的に実地指導者を支援している「教育担当者」も存在する。
本研究は、教育担当者の役割遂行に必要な活動を客観的に理解することに貢献するため、「実地指導者を支援する教育担当者を対象とした教育プログラム立案モデル」開発の第Ⅰ期に位置づく。
2022年度の研究実績は、次のとおりである。
第1段階の研究として、教育担当者に関する先行研究を分析し、「新人看護師の教育に携わる教育担当者に関する研究の動向」として、日本看護科学学会第41回学術集会、目白大学健康科学研究第16号に研究成果を発表した。
第2段階の研究として、「教育担当者の役割を果たすために必要な活動」を実際に教育担当者の役割を担っている看護職者からデータを収集し、質的機能的に解明することを目的とし、データ収集を実施した。具体的には、設置主体の異なる7施設の看護管理者に研究協力を依頼し、承諾の得られた4施設に所属する教育担当者を担った経験のある看護職者10名を対象とし、インタビューを実施した。インタビュー内容の逐語録を作成し、データ化している途中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2020年から継続しているCOVID-19に影響により、各病院に就業している看護職者へのインタビュー調査を実施できずに、データ収集が遅れたため。
2023年から、遠隔によるインタビュー調査を開始でき、徐々に遅れを取り戻しつつある。

今後の研究の推進方策

各病院の感染状況を考慮しつつ、遠隔など方法を工夫し、インタビュー調査を実施する。収集できたインタビュー内容をデータ化し、分析する。

次年度使用額が生じた理由

covid-19の影響により、データ収集が遅れたため、次年度使用額が生じた。
研究計画期間を延長し、教育担当者を担った経験のある看護職者を対象としたインタビュー及びデータ分析に関する費用として使用する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 新人看護師の教育に携わる教育担当者に関する研究の動向-2012年から2020年までに発表された研究を対象として‐2023

    • 著者名/発表者名
      辰島美佐江
    • 雑誌名

      目白大学健康科学研究

      巻: 16 ページ: 35-43

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 新人看護師教育に携わる教育担当者に関する研究の動向-2021年から2021年までに発表された研究に焦点をあてて2022

    • 著者名/発表者名
      辰島美佐江
    • 学会等名
      日本看護科学学会第41回学術集会

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公開日: 2023-12-25  

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