研究課題
基盤研究(C)
病棟だけでなく地域在宅など看護提供の場が拡大している今日、どのような場にあっても応用可能な看護技術のコアを明らかにする研究を行った。特に清潔のケアについて、訪問看護師のケア提供場面の参加観察とインタビューをデータとして質的に分析を行い、基礎看護領域の研究者とのディスカッションを行って5つのコア(概念)を抽出した。これらの概念はどのような場面で看護を提供する場合においてもその中核となることを、看護基礎教育の中で教授していくことが期待される。
地域在宅看護
地域包括ケアシステムのもと療養の場は急激に拡大しており、看護提供の場も多様となる中、どこで看護が提供されても一定の水準の看護ケアが求められる。従来看護基礎教育では病棟看護(Bed side nursing)がベースとなってきた。これからは多様な場で応用展開される看護ケアの教授が求められるが、その際のエビデンスとなりうることが学術的な意義である。また、国民がどのような場においても水準の高い看護をうけることができることは社会的意義も大きい。