主要看護系学術雑誌を調査した結果,論文執筆ルールについてAPA準拠を指示する学会もあったが,大部分は文献表記を指定する程度であった。また,2017年度の原著論文340編中,量的研究は160編(47.1%)であり,基本的統計手法以外では尺度利用に関連した手法の出現頻度が高いことが特徴的であった。 作成したガイドラインの構成は,「1.このガイドラインについて」でねらいや使い方を,「2.記載すべき事項」として,統計領域に限定せず論文等に記載すべき事項を整理した。「3.統計解析の記載について」では,方法での記載,結果の表記(図表含む),結果の読み取りにおける注意点などを整理している。
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