| 研究課題/領域番号 |
18K10252
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| 研究機関 | 北里大学 |
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研究代表者 |
中山 栄純 北里大学, 看護学部, 准教授 (70326081)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 看護研究 / 臨床看護師 / 支援システム / ICT |
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| 研究実績の概要 |
応募者は以前の科研研究で看護技術に対する自己学習支援システムを作成し、そのシステムを教育工学の視点から改良を重ねその有効性を評価してきた。今回、このシステムの基本的構成を土台に、臨床看護師を対象にした看護研究支援システムとして再開発し、その有効性を評価することを本研究の目的として、研究をスタートした。
研究１年目は、対象の病院の看護師のニーズ調査を行い、臨床研究を進める上で困っていること、必要なサービスなどについてヒアリングを行った。ヒアリングの結果、臨床研究を継続的に遂行していくことのハードルは大きく、その障壁となる要因が多岐にわたることが明らかになった。研究2年目は、この看護師のヒアリング調査の結果を踏まえ、臨床看護師に対する看護研究支援システムの仕様書の作成に取り掛かった。本システムには、研究指導者とのやり取りに対する振り返りが簡易にできるように配慮した。また、今後の課題についても明確化して取り組めるような工夫もした。実際のシステムの試行版の完成した段階で、複数の病院の看護管理者と教育担当者に本システムに関する説明し、使い勝手、改善に対しての要望、意見をもらい、若干の修正を加えた。また、その際、病院側から要望のあったセキュリィテイに対する強化、病院のシステム担当者に確認をする際の文書の作成依頼について対応を行った。
以上のプロセスを踏んで、本システムの試行版が完成したので、次年度（3年目）は実際の指導者や研修などのプレテストに使用しながら、最終的な看護研究支援システムの完成を目指し、4年目以降の有効性の評価へとつなげていく予定である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在、COVID-19の影響で病院の研究指導、研修がストップしているため。
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| 今後の研究の推進方策 |
システムの試行版は完成しているので、あとは実際の研究指導や研修の場面で使用し、その中での課題に対する改善を加えて、最終的な完成を目指す。4月からの使用を予定していたが、現在、COVID-19の影響で研究指導、研修がストップしているため、再開でき次第、最終の確認段階に進む予定である。病院を訪問しての打ち合わせが難しいため、遠隔会議システムなどの活用についても今後検討していく予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
当初、今年度の予算計画では、システム改善費を計上していなかったため。今年度のシステム改善費用として、一部、繰り越すこととした。
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