研究課題
基盤研究(C)
看護師の看護研究の実施を支援するための自己学習支援システムを開発し、自由に使ってもらった。その後、システムの有効性について評価した。公開とともに利用回数や理解度に対する自己評価得点は向上し、研究の学会などでの発表会数も増加した。また、システム導入後、研究を最後まで実施できた者の割合や研究成果の発表数の増加にもつながったことから、本システムの有効性が示唆された。
基礎看護学、看護教育学
臨床での看護研究の実施は困難で、年に数回の研修のみではやり遂げることは難しい場合も少なくない。そのような中で、研究に取り組む看護師の主体的な取り組みを少なからず支援できる可能性を示せたことは社会的にも意味があると考える。研究途中での新型コロナウイルス感染のアウトブレイクは予想外であったが、そのことでICTを活用した本システムの有効性はより強化され、対面などの研修が制限された場合にも、その支援を継続していける可能性を示すことができたと考える。