• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

慢性疾患患者の自己管理継続支援のためのウェブアプリケーションの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K10254
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

米倉 佑貴  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (50583845)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードアプリケーション開発 / 慢性疾患 / 目標設定 / α版
研究実績の概要

慢性疾患患者は家庭,職場,社会における生活に治療を組み込んだ生活の管理が求められるが,必要な支援を継続的に受けられず疾患が悪化したり,失業や離婚等生活が破綻してしまう者も少なくない.患者の自己管理を支援するプログラムは地理的・時間的制約から十分に普及しておらず,プログラムを受講したとしてもその後効果が持続しない等の課題がある.こうした課題の解決のため,本研究ではインターネットを利用して他の患者とのコミュニケーションを図り,定期的な目標を設定し評価する機会を提供するアプリケーション(以下アプリ)を開発し,その効果を評価することを目的としている.
2020年度はこれまでのニーズ調査結果や文献検討の結果をもとに機能の詳細を決定し,それをもとにアプリケーションの開発を行い,α版が完成した.アプリケーションにはアクションプランの作成,記録の管理,リマインド機能,他のメンバーとのコミュニケーション機能などを実装した.また,アプリに必要な機能の詳細の検討結果をInternational Conference on Communication in Healthcare(ICCH 2020)において発表した.
今後は,2021年6月以降に慢性疾患患者を対象としたパイロットテストを行う.その後2021年9月頃から患者の自己管理を支援するプログラムである,慢性疾患セルフマネジメントプログラムの受講者を対象としたβテストを行う.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初は2020年度にアプリケーションの効果検証まで行う計画であったが,アプリ開発のための契約,開発の遅延や,COVID-19の影響によりユーザーテストの実施が困難であったため,完了できなかった.

今後の研究の推進方策

現在アプリケーションのα版は完成し,2021年6月以降に慢性疾患患者を対象としたパイロットテストを行う.その後2021年9月頃から慢性疾患セルフマネジメントプログラムの受講者を対象としたβテスト(効果検証)を行う.

次年度使用額が生じた理由

アプリ開発のための契約,開発の遅延や,COVID-19の影響によりユーザーテストの実施が困難であり,完了できなかったため.2021年6月以降に慢性疾患患者を対象としたパイロットテストを行う.その後2021年9月頃から慢性疾患セルフマネジメントプログラムの受講者を対象としたβテストを行う.次年度使用額はこれらの調査のために使用する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Needs assessment for developing an action planning app for people with chronic conditions in Japan2020

    • 著者名/発表者名
      Yuki Yonekura
    • 学会等名
      International Conference on Communication in Healthcare(ICCH 2020)
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi