研究課題/領域番号 |
18K10257
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研究機関 | 松蔭大学 |
研究代表者 |
山本 貴子 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 助教 (80784412)
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研究分担者 |
鈴木 英子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879) [辞退]
川村 晴美 昭和大学, 保健医療学部, 講師 (60769868)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | バーンアウト / アサーティブネス / プリセプター |
研究実績の概要 |
現在、研究1のプリセプターの職場におけるアサーティブネス測定尺度の調査が終了し、信頼性と妥当性の検証プリセプターの職場におけるアサーティブネス尺度の開発中である。調査依頼先は関東圏の400床以上の病院において、協力の得られた病院のプリセプター約320名に調査した。調査方法:質問紙調査(テスト‐再テスト法含むため2回)。テスト‐再テストの質問紙の照合には母親の誕生日(月日)の記入を依頼し用いた。対象病棟へは看護部を通じて依頼し、病棟師長により病棟看護師に配布してもらう。回収は指定の場所にこちらで用意した回収ボックスを置いていただき投函してもらう2週間の留め置き法とする。質問紙配布にあたっては、研究の目的、倫理的配慮、問い合わせ先について記載した説明文書、及び返信用個別封筒を添付した。調査内容としてテスト調査1回目は対象者の特性(年齢、生年月日、婚姻歴、資格、免許取得後年数、所属部署、最終看護教育課程、勤務体制等)、今回開発するプリセプターの職場でのアサーティブネス20項目程度、基準関連妥当性を明らかにするためNNAS(16項目)。 再テスト調査は2回目として対象者の特性(年齢、生年月日等)、プリセプターの職場でのアサーティブネスである。 分析として(1)対象者の属性の分析:プリセプターの職場でのアサーティブネス得点を算出し、調査対象者の集団の特性を記述統計により明らかにした。 今後は、信頼性の検証:1回目のテスト結果を折半法とCronbachのα係数にて確認する。テスト-再テスト法により1回目・2回目の相関係数を算出する。また、妥当性の検証:新卒看護師の職場でのアサーティブネスの探索的因子分析(SPSS)及び確証的因子分析(Amos)を行う。さらに基準関連妥当性を確認するためNNAS(16項目)と相関係数をみる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
現在、研究1であり、病院に勤める実地指導者の新卒看護師に対するアサーティブネスの尺度開発中である。尺度の信頼性と妥当性のため2回の調査を有するため、調査協力が得られ憎かった。また1施設における新卒看護師に対する実地指導者の人数が20~30人程のため、調査人数が集まりにくかった。対象病棟毎に回収用封筒にて回収した後、看護部にて一括して返信用封筒にて返送していただいたが、回収に時間を説明と回収に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は新卒看護師の職場でのアサーティブネスの探索的因子分析(SPSS)及び確証的因子分析(Amos)を行う。さらに基準関連妥当性を確認するためNNAS(16項目)と相関係数をみる。プリセプターの新卒看護師に対するアサーティブネスの尺度が完成したのち、プリセプターの新卒看護師に対するアサーティブネスとバーンアウトの関連を調査する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
謝礼代金を使用せず、クリアファイルやボールペンなど文具を調査協力のお礼にしたため、その分の差額が生じた。
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