研究課題/領域番号 |
18K10265
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研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
小手川 良江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (90341544)
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研究分担者 |
本田 多美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (40352348)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 中堅看護師 / キャリア支援 / レジリエンス |
研究実績の概要 |
中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを構築することを目的としているため、中堅看護師のレジリエンスの様相を明らかにすることが重要であると考えた。しかし、COVID-19の影響により、多くの医療施設の協力を得るアンケート調査は行えない状況であった。そのため、中堅看護師のレジリエンスの様相を具体的にすることを目指して看護師4名のインタビューを追加した。看護師のレジリエンスの様相を具体的にすることにより、中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを構築するための示唆を得ようとした。 予備調査でインタビューを行った3名のうち、2回のインタビューを行うことができた2名と今回追加した4名のあわせて6名について分析を深めている状況である。6名のインタビューを分析することにより、個人のレジリエンスの様相と6名に共通するレジリエンスの様相を描く予定である。6名の分析を行うことにより、中堅看護師としてのレジリエンスの特徴やレジリエンスを促進する要因などを検討している。現在、分析を進めている途中ではあるが、中堅看護師はライフイベントの影響を受けながらも、様々な支援や中堅看護師自身の力を活用し、困難を乗り越え成長につなぐという一連のプロセスを描くことができた。今後、中堅看護師のレジリエンスを促進する要因や阻害する要因なども検討し、中堅看護師のレジリエンスの様相を描く予定である。また、中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを検討するための示唆を得る。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
200名程度の看護師を対象としてアンケート調査を行いレジリエンスの概要を検討する予定であったが、実施することが難しい状況であった。そのためインタビューを追加することで、中堅看護師のレジリエンスの様相を具体的に検討し、中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを検討するための示唆を得ようとしている。次年度は分析をすすめ、中堅看護師のレジリエンスの様相を明らかにし、中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援を明らかにする予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在までに7名のインタビューを実施し、各2回のインタビューを実施できた6名に対する分析を始めたところである。中堅看護師のレジリエンスを質的に分析し、レジリエンスの様相を明らかにすることは中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを検討するために重要な視点であると考える。今後は分析をすすめ、中堅看護師のレジリエンスの様相を明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の影響により中堅看護師を対象としたアンケート調査等を実施することができなかった。また、COVID-19の感染拡大により、医療従事者を対象としたレジリエンスを引き出す支援モデルの実施を行うことも難しい状況であった。そのため、使用額に差額が生じた。 次年度はインタビューをもとに分析をすすめるために、専門家の意見を得る予定である。また、中堅看護師のレジリエンスの様相を明らかにした後に、中堅看護師のレジリエンスを引き出す支援モデルを検討予定である。検討については、臨床の看護師の協力を得ることも考えている。今後、専門家や臨床の看護師との検討を重ねるために、助成金を使用する計画である。
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