研究課題/領域番号 |
18K10266
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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研究分担者 |
田村 恵子 京都大学, 医学研究科, 教授 (30730197)
荒尾 晴惠 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50326302)
安藤 詳子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (60212669)
渡邉 美和 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (90554600)
森田 達也 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (70513000)
青山 真帆 東北大学, 医学系研究科, 助教 (30781786)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 緩和ケア / 終末期医療 / 遺族調査 |
研究実績の概要 |
2018年度は多施設遺族調査J-HOPE4研究(Japan Hospice and Palliative care Outcome Study)の実施年である。研究プロトコルに関して東北大学の倫理委員会の承認を得たのち、参加施設をリクルートするとともに各施設において倫理審査を受けた。適切な倫理委員会を有さない施設は東北大学の倫理審査への委託審査とした。倫理委員会の承認が下りた施設から随時調査票を発送し、東北大学の事務局にて回収した。 最終的な参加施設数は緩和ケア病棟186施設、一般病院15施設、在宅緩和ケア施設14施設であった。東北大学への倫理委員会委託審査施設のなかに委託の手続きが遅れた施設があり、また、調査票の発送が遅れた施設もあったため、調査の終了が大幅に遅れる結果となった。2019年3月に調査票の回収を打ち切り、最終的な発送数は合計17381人、回収数は10750人(回収率62%)であり、特に今回の解析に用いる緩和ケア病棟に関しては発送数15064人、回収数9326人(回収率62%)であった。現在はこれらのデータのクリーニングと各施設へのフィードバック資料を作成している。 J-HOPE4研究のデータと結合する緩和ケア病棟実態調査に関してはデータ収集は2018年度中に終えたものの、当該研究事務局のデータクリーニング作業が遅れており、2019年夏までには終了する見込みである。そのため、本研究の解析に必要な結合データは2019年夏頃に作成できる見込みである。結合データが作成され次第、データ解析に取り組む。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
東北大学への倫理委員会委託審査施設のなかに委託の手続きが遅れた施設があり、また、調査票の発送が遅れた施設もあったため、調査票の回収の終了が大幅に遅れる結果となった。遺族調査データと結合する緩和ケア病棟実態調査に関してはデータ収集は2018年度中に終えたものの、当該研究事務局のデータクリーニング作業が遅れており、2019年夏までには終了する見込みである。ただし、3年間の計画としてはこれらの遅延は大きな障害とはならないと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度は多施設遺族調査J-HOPE4研究(Japan Hospice and Palliative care Outcome Study)のデータと緩和ケア病棟実態調査のデータを結合し、終末期に実施された緩和ケアと遺族によるケアの質の評価の関連の分析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査の実施が遅れたためである。データ入力、分析、発表などに使用する。
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