研究課題/領域番号 |
18K10295
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研究機関 | 京都看護大学 |
研究代表者 |
田村 葉子 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (40518966)
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研究分担者 |
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
竹之内 沙弥香 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (00520016)
宇都宮 明美 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80611251)
北村 愛子 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (90772252)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 看護教育 / エンド・オブ・ライフ・ケア教育 / クリティカルケア |
研究実績の概要 |
本研究は、我々が開発した教育プログラム「ELNEC(End-of-Life Nursing Education Consortium)-Jクリティカルケアカリキュラム指導者養成プログラム」を修了した指導者(ELNEC-JCC指導者)が、「クリティカルケア領域における緩和ケア教育」を実施する上で、どのような課題をもっているかを明らかにすることが目的である。 2018年度は、ELNEC-JCC指導者を対象に、「ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム指導者用ガイド」(教材)を基にクリティカルケア領域におけるエンド・オブ・ライフ・ケア教育の実施状況と課題を明らかにするために実態調査をする予定であった。しかしながら、郵送法による実態調査を実施する前に、日本集中治療医学会交流集会でELNEC-JCC指導者と交流する場を設けることができた。そこで、『効果的なファシリテーションと運営のポイント』を基軸に、「ELNEC-Jクリティカルケアカリキュラム看護師教育プログラム開発後から現在までの開催概要」、「効果的なファシリテーションと学習者分析を講義・ワークに活かすコツ」を伝えると共に、「クリティカルケア領域における緩和ケア教育」を実施する上で、どのような課題をもっているのかを聞くことができた。具体的には、自身のファシリテーター力・プレゼンテーション力の不足、運営に関する不安、所属施設への依頼方法等の課題が明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2018年度に予定していたELNEC-JCC指導者の「非がん患者の緩和ケア教育」における課題を明確にするために郵送法による自記式質問紙調査を予定していたが、実施できなかった。しかしながら、郵送法による自記式質問紙調査を実施するうえで重要な内容を交流集会で収集することができた。よって、2019年度は交流集会で収集した内容を質問紙に反映し、ELNEC-JCC指導者を対象に実態調査およびフォーカスグループインタビューを行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
進行が遅れているため、研究メンバー間での意見交換の回数を増やし早急に実態調査研究に着手したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度に実施予定であった郵送法による自記式質問紙調査が実施できなかったため。
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