研究課題/領域番号 |
18K10315
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研究機関 | 敦賀市立看護大学 |
研究代表者 |
長井 麻希江 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (40454235)
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研究分担者 |
大江 悠樹 杏林大学, 医学部, 助教 (40722749)
喜多 義邦 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
杉山 由香里 富山県立大学, 看護学部, 講師 (70509702) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 簡易型認知行動療法 / 慢性不眠障害 / 外来看護 / RCT |
研究実績の概要 |
今年度はRCTの準備、実施へと進める予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大により研究フィールドが確保できず、進捗しなかった。本研究計画時点で確保していた施設は、職員以外の立ち入りが制限され、別のフィールドを開拓するために尽力したが困難を極めた。 他方でパイロットスタディ後より、さらなる研究計画の練り直しが必要と考えられていたため、オンラインでの研究会議を数回実施した。その結果、独立したデータ管理部門を利用するための具体的な打ち合わせ(新たな研究分担者を追加する、データの扱い方、予算の見積もり)を行うことができた。また、早急に研究フィールドを確保することは難しいと見込まれること、研究対象者を増やすには介入者を増やす必要があることから、別の介入者(看護師)を養成することができないかなどの構想について話し合った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染拡大によって研究フィールドの確保ができなかった。計画当初の施設以外にも働きかけたが、職員以外の出入りや対面での面接実施は困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究では外来看護師による介入を想定しているため、遠隔システムを用いた面接(介入)に切り替えるという変更は行わなかったが、今後新型コロナ感染拡大の動向を見ながら新たな研究フィールドを探しつつ、介入の形態を柔軟に検討していく。 また、不眠に対する介入研究の近年の動向を踏まえると研究対象者が40名程度ではやや少ない傾向にあるため、別の介入者(看護師)を養成して研究対象者を増やすことができないか、引き続き検討していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は研究フィールド確保困難のため予定していたRCTが実施できず、データ管理費や旅費、成果発表に係る経費などが支出されなかったため、次年度使用額が生じた。 2021年度はRCTの実施を目指し、データ管理、成果発表などに係る経費を使用する予定である。仮にRCT実施が不可能となった場合も、その期間を活用して看護師に不眠の簡易型認知行動療法を習得してもらう養成研修(複数回のオンラインセミナーなど)を開催して介入者を増やし、研究対象者を増加させるための準備に係る経費として使用する。
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