研究課題/領域番号 |
18K10327
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
荻野 夏子 東海大学, 医学部, 講師 (80266600)
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研究分担者 |
吉川 隆博 東海大学, 医学部, 教授 (00433376)
北村 周美 東海大学, 医学部, 助教 (00631805)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 精神科看護 / 訪問看護 / 身体合併症 / 地域ケア / 精神障害者 |
研究成果の概要 |
報告された身体疾患の診断名数は338コードで、内分泌系疾患が47.2%、高循環器系疾患が25.1%だった。訪問看護師では、特に内分泌、栄養および代謝性疾患をもつ場合、看護ケアとして医療処置、家族支援、精神的ケアを実施しているものが有意に多く、幅広い看護ケアが必要だった。対応困難の内容についての自由記載の分析から、健康問題の解決だけでなく、患者自身が健康問題に主体的に取り組めない可能性が示唆された。インタビュー調査では、十分なケアができない社会背景や、患者自身の認識や病状によって、訪問看護において精神障害者の身体的健康問題に積極的に取り組めていない場合があることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
精神保健看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神障害者が地域で健康な生活を送るためには、精神疾患とともに身体的な健康問題に取り組む必要がある。精神疾患と身体疾患の両方の健康問題を持つ人の特徴を明らかにし、実際に実施されている看護の特徴を明らかにした。訪問看護師の視点から、精神障害を持つ人は病状や生活基盤が整わないこと、医療への不信感などの様々な困難があり、主体的に自分の健康問題に取り組めない場合があることが、課題として明らかになった。
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