| 研究課題/領域番号 |
18K10337
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| 研究機関 | 広島大学 |
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研究代表者 |
角甲 純 広島大学, 医歯薬保健学研究科(保), 助教 (90751438)
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| 研究分担者 |
小林 成光 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (10751414)
大園 康文 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (80615518)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 呼吸困難 / がん / 尺度 |
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| 研究実績の概要 |
初年度は、Dyspnea-12の原作者であるYork博士に連絡をとり、本尺度の日本語版の使用許可を得た。また、肺がん患者を対象とした信頼性・妥当性の検証を行うことについて、許可を得た。その後、本研究の実施に先立ち、学内の倫理審査委員会に研究の申請を行い、承認を得ることができた。共同研究実施機関においては、研究分担者とともに倫理審査委員会へ提出する書類を作成し、2施設の倫理審査委員会から承認を得ることができた。現在、他3施設の倫理審査委員会からの返答を待っている状況である。
研究の実施については、調査用紙の作成・印刷、調査用紙を返送する際の料金後納手続きなどを、郵便局や印刷会社に依頼し、準備を進めた。共同研究実施機関のうち、倫理審査委員会から承認を得た施設については、調査用紙等一式を準備し、研究分担者に郵送済みである。調査のスクリーニングについては、本学では呼吸器内科の医師との協働をとおして、対象者のスクリーニングの手順を確認し、スクリーニングを開始している。スクリーニングの手順については、よりよい手段を探索するため、毎月見直しを行っている。共同研究実施施設については、研究の進捗について毎月確認、共有している。
本研究のような日本語版尺度における信頼性・妥当性の検証については、どのような研究発表が行われいてるのか、MDアンダーソンがんセンター主催のスウェーデンで開催されたGAPカンファレンスへの参加、および、米国がん看護学会主催のAnnual Conferenceへの参加をとおして、情報収集を行ってきた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度は、Dyspnea-12の原作者であるYork博士から本尺度の日本語版作成の許可を得て、実際に日本語版を作成する予定であった。しかし、York博士に連絡をとると、すでに日本語には翻訳済みであり、そのことは学会や学術誌に公表できていないでいると返答を得た。同時に、日本語に翻訳済みの本尺度について、信頼性・妥当性の検証を行うことについて承諾を得ることができた。
研究計画に対する倫理審査委員会による審査状況は、現在、広島大学をはじめ、他2施設から承認を得ている。また、他3施設の倫理審査委員会に研究計画を提出しており、現在返答待ちの状況である。
以上より、研究計画当初の予定と比較すると、研究の進捗状況は順調に進展していると評価する。
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| 今後の研究の推進方策 |
現在3施設の倫理審委員会から承認を得ており、また、他3施設についても回答待ちの状況である。承認を得て開始している3施設については、治療期6/120、緩和0/120と、対象となる患者のリクルートに難渋している。広島大学のスクリーニング方法について、呼吸器内科の医師と再検討している状況である。なお、対象者が集まらない場合には、調査施設を増やして行っていくことを、検討する必要があると考えている。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
交付額を全額使用する予定で計画していたが、わずかに残ってしまった。次年度交付額とともに、調査用紙の印刷、調査用紙の郵送（返送含む）、研究協力施設での会議および交通費などで使用を計画している。
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