研究課題/領域番号 |
18K10337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2020-2021) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
角甲 純 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (90751438)
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研究分担者 |
小林 成光 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (10751414)
大園 康文 目白大学, 看護学部, 准教授 (80615518)
北得 美佐子 東京医療保健大学, 看護学部, 准教授 (50635844)
梶原 弘平 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (10437626)
木村 安貴 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (90812917)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 呼吸困難 / 肺がん / 尺度 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、呼吸困難を体験している肺がん患者113名を対象に、呼吸困難を質的側面から評価する「Dyspnea-12」という日本語版尺度の質問紙について、信頼性と妥当性を評価する質問紙調査を行った。調査の結果、Dyspnea-12は本邦の肺がん患者の呼吸困難を質的に評価することに対して、高い信頼性と妥当性があることを確認でき、肺がん患者の呼吸困難を多角的な側面から評価する有用なツールであることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
緩和ケア
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸困難はさまざまな要素が複雑に影響する症状と言われており、多角的な視点から評価することが重要と言われている。本研究で使用した「Dyspnea-12」は、呼吸困難を質的に身体面と感情面から評価する尺度であり、本尺度の肺がん患者の呼吸困難に対する信頼性と妥当性が確認された。本研究結果から、今後の呼吸困難を評価する研究では、対象者が体験している呼吸困難をより多角的な視点から評価可能になることが期待される。また、本尺度は元来、海外で作成された尺度であるため、今後は、国際比較の共通のツールとしても利用されることが期待できる。
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