研究課題/領域番号 |
18K10371
|
研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
谷口 清弥 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (40508660)
|
研究分担者 |
塩谷 育子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 准教授 (60794279)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | メンタルヘルス不調 / セルフマネジメント / うつ / 心理教育 / イメージ法 / グループカウンセリング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、うつ病・不安障害などのメンタルヘルス不調者のセルフマネジメント力を高めるプログラムを開発することである。本プログラムは,SATイメージ療法(宗像,2006.)を用いて肯定的な自己イメージの再構築を図ることで自己否定や無力といった認知を変容し,心理教育による学習とグループのエンパワメントによりセルフマネジメント力を高め,行動変容へと導くことを意図して構成した。 1年目にこれまで実施した「セルフマネジメントを支援プログラム」の介入評価に基づき,プログラムの精錬・修正を行ない,介入準備を進めた。2年目より3か所のクリニックの協力を得て‘通院中のメンタルヘルス不調者へプログラム介入’を開始した。計6回の介入により30名の参加協力が得られ1か月後,3か月後の質問紙調査にも概ね協力が得られた。3月に予定していた介入はCOVID-19の感染拡大のため中止となった。 3年目の介入にあたってはCOVID-19に対する感染予防対策を整え、その旨も説明に加えて4月、7月の2回に渡り協力者募集を行ったが、いづれも最低定員に満たずワークショップ開催中止となった。 その後もCOVID-19の感染終息を待って再開の予定としていた。しかし,感染終息の見通しが立たないため,12月本研究における介入はこれ以降中止すると決定し,各協力機関に説明し了解を得た。以降、これまでのデータ整理、入力作業を開始した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年当初よりCOVID-19に対する感染拡大のため予定していたワークショップ(介入)が中止となった。その後もCOVID-19に対する感染予防対策を整え、その旨も説明に加えて4月、7月の2回に渡り協力者募集を行ったが、いづれも最低定員に満たずワークショップ開催中止となった。COVID-19の感染終息を待って再開の予定としていたが、感染終息の見通しが立たないため、12月本研究における介入はこれ以降中止すると決定した。このような状況のため、目標としていたデータを収集することができていない。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID-19の感染終息が見込めずワークショップの開催は中止としたため、これまでに得たデータで分析を進める。 1年間科研期間を延長したため、今年度分析を進めて学会への発表、論文投稿を行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年度の研究計画がほぼ進まなかった。そのため、今年度データ入力の人件費、分析にまつわる書籍、会議費、文献の取り寄せ、論文作成、学会発表、論文投稿に関連した諸費用が必要である。
|