研究課題/領域番号 |
18K10371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 四條畷学園大学 |
研究代表者 |
谷口 清弥 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (40508660)
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研究分担者 |
塩谷 育子 園田学園女子大学, 人間健康学部, 准教授 (60794279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | メンタルヘルス不調 / うつ / セルフマネジメント / プログラム介入 / ワークショップ |
研究成果の概要 |
研究者はこれまでセルフマネジメントプログラムを用いて介入し、介入群と対象群の群間比較により介入1か月後までの改善を確認した。そこで、本稿では介入3か月後までの変化を質的及び量的に明らかにすることを目的とした。 プログラムは3回で構成し、1回2時間、4から6名の小グループで実施した。研究対象は27名であった。結果として3か月後までうつ状態と自己抑制型行動の改善が維持された。しかし、自己効力感とコーピングについては改善がみられなかった。対象者の主観からネガティブ症状の軽快や自己理解が優先される段階であったと考えられる。今後は、ワークショップ後のフォローアップの仕組み作りが課題である。
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自由記述の分野 |
メンタルヘルス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の対象であるうつや不安症状で通院している非精神病性の患者については,サポート整備が見過ごされる傾向にある。年々増加するメンタルへルス不調者のセルフマネジメント力を高める支援プログラムが開発されることで,医療費の削減はもとより,社会における生産性を向上させるという点において貢献できる。 さらに、うつ病の再発,再燃,遷延性が大きな問題となっている。その中で本プログラムの効果が実証されることことで、メンタルヘルス不調者がありながらも、患者が自己の病気や生活を前向きに捉え、セルフマネジメントできるよう支援することに貢献できる。
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