研究課題/領域番号 |
18K10374
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研究機関 | 福岡看護大学 |
研究代表者 |
岩本 利恵 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20638530)
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研究分担者 |
松浦 江美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (20363426)
吉田 理恵 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (40807038)
阿部 千賀子 活水女子大学, 看護学部, 助教 (90804774)
有永 麻里 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (80846569)
大曲 純子 活水女子大学, 看護学部, 講師 (30710272) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 難病 / 患者 / 医療従事者 / 患者の思い / シミュレーション教育 / ネットを使用した診療 |
研究実績の概要 |
本年度は、患者に対する、患者が医療者に伝えられていること、伝えられていないことの体験についてのインタビュー調査に対して、倫理審査の変更願いを提出し、Zoomによる調査に変更し、患者に調査を実施している。調査の段階で、難病患者に協力をして頂き、対象者の確保と次の段階である、シミュレーション教育の対象者としての依頼を実施している。 また調査結果をもとに、患者教育プログラムの教育目的、シミュレーション内容(場面設定、医療者の対応など)を具体的に計画し、実施する予定としている。コロナ禍であり、患者と医療者役が実際に診察室、検査室を設定した、大学の演習室等を使用したシミュレーションを計画していたが、難病で、慢性的に治療を継続している患者に対して、対面でシミュレーションを実施するのは、かなり難しいことも考えられ、Zoomを使用したシミュレーション教育の開発も検討しながら、研究を進めていくことも検討する。その場合も環境の設定に注意し、現在におけるネットでの診察等の現状や報告書を文献検討し、現在のネットを使用した診察の状況を把握する。 実際の現場を模擬的に再現して①学習者が体験する②それをグループで振り返る③専門的な知識・技術と統合する。というプロセスをたどりながら、学習者主体に学習していく。患者を対象として、様々な医療現場を再現し、医療者との会話を体験した後に、どのようにすれば、自分の思いを伝えることができたかを振り返り、これまでの経験や知識、技術を統合していくことができれば、「患者力」を高めることができるように、この目的は大きく変えずに、調査結果とともに検討し、研究を継続する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、患者がチームの一員として医療従事者と協調、協働して患者力を培うことができるように、患者力を高めるためのシミュレーション患者教育プログラムの開発を行うことである。そのため医療現場を再現し、対象者に対して、様々な医療現場を想定し、患者が自分の思いを医療者に伝えることのできる、シミュレーション患者教育プログラムの開発することである。 しかし、新型コロナウィルス感染症の影響で、感染拡大の防止のための、緊急事態宣言、まんえい防止等にて患者を対象として対面で実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
調査結果をもとに、患者教育プログラムの教育目的、シミュレーション内容(場面設定、医療者の対応など)を具体的に計画し、実施する予定としている。コロナ禍であり、患者と医療者役が実際に診察室、検査室を設定した、大学の演習室等を使用したシミュレーションを計画していたが、難病で、慢性的に治療を継続している患者に対して、対面でシミュレーションを実施するのは、かなり難しいことも考えられ、Zoomを使用したシミュレーション教育の開発も検討しながら、研究を進めていくことも検討する。その場合も環境の設定に注意し、現在におけるネットでの診察等の現状や報告書を文献検討し、現在のネットを使用した診察の状況を把握する。 実際の現場を模擬的に再現して①学習者が体験する②それをグループで振り返る③専門的な知識・技術と統合する。というプロセスをたどりながら、学習者主体に学習していく。患者を対象として、様々な医療現場を再現し、医療者との会話を体験した後に、どのようにすれば、自分の思いを伝えることができたかを振り返り、これまでの経験や知識、技術を統合していくことができれば、「患者力」を高めることができるように、この目的は大きく変えずに、調査結果とともに検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
シミュレーション教育に必要なパソコン、医療従事者用の白衣を購入した。今後は、インタビューの文字起こしにかかる業者依頼金額、ビデオ撮影後の文字起こし代金、論文執筆に対する翻訳大、学会参加費等に支出する予定である。
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