研究課題/領域番号 |
18K10384
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木内 佳織 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70467504)
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研究分担者 |
渡邊 浩子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20315857)
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 尿失禁 / 骨盤底筋 / 女性 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は以下の3点である。 1)女性尿失禁の改善のための骨盤底ケアプログラムの構築:女性のライフサイクルに添ったケアを提供できる助産師(研究代表者)と産婦人科医および骨盤底筋の評価が可能なリハビリテーションのプロフェッショナルである理学療法士が共同してプログラムを構築する。2)尿失禁症状の改善効果を検証:骨盤底筋を正しく収縮させることができているかの評価(骨盤底筋の評価)を盛り込んだ骨盤底ケアプログラムに、そのコンプライアンスを高めるために我々が開発した骨盤底筋訓練支援アプリケーションソフトを併用して、その効果を検証する。3)骨盤底ケアプログラムを医療職者に提示:1日の実施回数や継続期間などの画一された方法がない骨盤底筋訓練のスタンダードを医療職者に提示することができる。
本年度は、研究実施の内諾の取れた4施設と研究打合せとプロトコルの擦り合わせを行い、我々が開発した骨盤底筋訓練支援アプリケーションソフトの改良をおこなった。倫理審査も条件付きで承認され、追加資料の作成を進めている。また、着衣のまま骨盤底筋力を評価するデバイスの信頼性と妥当性の検証が進行中である。次年度以降に、尿失禁女性が望む骨盤底ケアプログラムのニーズ調査と尿失禁改善のための骨盤底ケアプログラム(試作)の作成をを行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実施説との調整や倫理審査の承認手続きが、おおむね終了しており、研究を開始できる準備が整っているため。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は骨盤底ケアプログラムの構築を目指し、パイロットテストにて実現可能性を検証する。
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次年度使用額が生じた理由 |
我々が開発した骨盤底筋訓練支援アプリケーションソフトの改良の費用が見積額より多くなったため、前倒し請求をした。しかし、不足した額は少額であり、前倒し請求をした額をほぼ繰り越すこととなった。
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