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2018 年度 実施状況報告書

子どもはいかに出生コホート調査参加意識を形成しインフォームド・アセントに至るのか

研究課題

研究課題/領域番号 18K10386
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

佐藤 晶子  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助手 (30816385)

研究分担者 橋本 浩一  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50322342)
本田 純久  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90244053)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード子ども / インフォームド・アセント / 出生コホート調査
研究実績の概要

インフォームド・アセントは、子どもを対象とした研究における倫理的配慮事項として重要である。我が国では、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成29年2月28日一部改正において、研究対象者が16歳未満の場合、代諾者からインフォームド・コンセントを受け、また、自らの意向を表することができると判断されるときには、インフォームド・アセントを得るよう努めることとされている。
「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」は、環境要因と子どもの成長・発達との関連について、子どもを胎児期から13年間追跡する出生コホート調査で、全国の15地域で実施されている。調査参加児は、現在、幼児期後半から学童期となり、調査に対する参加児のインフォームド・アセントに向けた取り組みは重要である。
本研究では、出生コホート調査における子どもの参加意識形成過程に着目し、エコチル調査対象地域の1つである福島県の参加児(幼児および学童)とその保護者を対象としている。本研究の参加者に、縦断的に質問票調査、インタビュー調査などに協力いただき、子どもの調査参加意識形成過程、調査への参加意思表出過程、および、それを促進する要因について分析することを目的としている。
2018年度は、先行文献レビュー、研究デザインに関する情報収集、先行調査に関する示説発表および、研究計画について学内倫理審査など手続き等の実施準備をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

事業初年度(2018年度)は、ベースライン調査を終了する予定であったが、先行文献検討、情報収集、および、研究計画に関する倫理審査など実施前に必要な手続き等、次年度以降の調査を確実に進めるための準備に時間を要した。

今後の研究の推進方策

2019年度は、研究計画の一部修正手続き終了後、ベースライン調査、および、コホート調査参加児とその保護者へインタビュー調査を実施し、出生コホートに参加する子どもの参加意識に関する実態を把握する。並行して、フォローアップ調査の実施準備を進める。また、成果発表にも積極的に取り組む。

次年度使用額が生じた理由

本研究課題について、先行文献レビュー、情報収集により実施可能な研究デザインの検討、および、研究計画に関する倫理審査など実施前に必要な手続き等に時間を要し、ベースライン調査を実施できず、当該年度使用額が限定された。
次年度分として、調査に必要な機器、物品の購入、および、ベースライン調査、インタビュー調査実施、情報収集にあてる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 出生コホート調査における現参加者数維持のためのコミュニケーション活動とその課題2018

    • 著者名/発表者名
      佐藤 晶子
    • 学会等名
      第77回日本公衆衛生学会総会

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公開日: 2019-12-27  

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