研究課題/領域番号 |
18K10392
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
甘佐 京子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (70331650)
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研究分担者 |
長江 美代子 日本福祉大学, 看護学部, 教授 (40418869)
田野中 恭子 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (50460689)
土田 幸子 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (90362342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 家族支援 / アウトリーチ / きょうだい / 心理教育 / 精神障害 / メリデン家族ケア |
研究実績の概要 |
2019年度の研究計画としては、Canadian mental health associationでは、同胞にインタビューを実施し「A Sibling’s Guide to Psychosis」を作成している。同胞のメンタル面での問題を改善するために、コーピングの強化を図るものとなっている。また、イギリスでは同胞にかかわるスタッフ教育も行われている(Smith)。これらが、実際どのように運営されているのか、またこのResourcesを、家庭での訪問型心理教育に活用がどの程度可能か等現地に赴いて見学及び研修を行う(全員)予定であったが、コロナウイルスの感染拡大の状況下で、国外への調査は調整がつかず断念した。また、メリデンジャパンが主催する家族支援者養成講習を受講し、訪問における支援方法のスキルを学ぶためにメリデン版訪問家族支援研修の受講予定であったが、8月実施の研修は、臨床現場での実践者が優先されたため受講がかなわなかった。加えて、主任研究者が体調不良のため、秋以降の研究実施に取り組めない情況となってしまい、2019度の予定はほぼ膠着した状況にある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2019年度は、主任研究者が体調を崩し、特に秋以降は研究に関して従事することができない状況にあったため、共同研究者とのミーティング等についても積極的に図れなかった。また、1月以降のコロナウィルスの感染拡大に伴い、調査や研修等もできない情況となり現状維持の状況になっている。主任研究者の体調もあるが、web会議・web調査等を視野に入れて、取り組みを進めるべきであった。
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今後の研究の推進方策 |
コロナウイルス感染状況が、今後どのように変化していくのか予測が難しいところであるが、インタビューやアウトリーチ的な関わりを進めていくことは難しいと考える。そういった取り組みを見直し、この状況下で可能な研究内容に変更して行く必要があると考えている。webアンケートなどの手法を使い、量的なデータを得ていくことも検討していきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルスの感染拡大及び、主任研究者の体調不良のため、計画にある海外での視察研修や国内のメリデン家族ケアの研修の受講ができなくなったため。
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